情熱を持っていますか？

「イエス様についていく…今までにないほど」シリーズ

空を飛ぶ夢を見たことがありますか?

クペルティノのヨセフは困っていました。伝承によると、彼は祈るときに宙に浮かんだというのです。彼のストーリーは次のようです。

ヨセフは貧しく、教育も受けられず、頭の悪い人だと見られていました。少年の時には、恍惚状態に入るということで周囲にさげすまれていました。大人になって、彼はカトリックの修道院に受け入れを拒絶されましたが、のちにフランシスコ会に入ることができました。

彼は神様を本当に恋い慕っていました。伝説によれば、主イエス様の御名を聞くだけで浮き上がり、ミサの時などは天井にまで浮かんだというのです。これは他の修道士たちにとっては随分と邪魔になったようで、修道士のリーダーたちは、このような混乱をとめようとしました。それでついに独房で軟禁され、このような極端な行動を防止しようとされたのです。なんという情熱でしょう！　それは全く夢のようなことです！

さて、情熱を傾けていることについて誰かが話すとき、その人はどんな風に語るでしょう。それは釣りや食べ物、またはテレビドラマについてかもしれませんが、熱意で輝いて見え、生き生きと話します。では私たちが神様について話すときはどうでしょう。笑顔にあふれ、活気に満ち、目は輝くでしょうか。あなたは神様に対する情熱を心と体に感じますか。

情熱は感情を超えるものですが、感情は情熱に不可欠なものです。情熱は心の深いところにある活力、乾きであり、感情的に表されます。主の弟子とは、神様のために情熱的な人々のことです。その心は神様を慕い、その人生は神様のために動こうとします。彼らは、私たち人間が神様と一つとなるように造られ、神様を求めて止まないものであるという真の人間性を表した人たちです。これはダビデ王の人生においてもっとも顕著に表れていた資質の一つです。

「神よ。あなたは私の神。私はあなたを切に求めます。水のない、砂漠の衰え果てた地で、私のたましいは、あなたに渇き、私の身も、あなたを慕って気を失うばかりです。」（詩篇63：1）

ダビデの神様に対する情熱は、ここでどのように表現されていますか。ダビデは、「神の心にかなった人」で、これらの言葉をユダの荒野にいるときに書きました。彼は神様への渇きを、自分が立っていたその乾ききった土地となぞらえて語ったのです。

そうです、私たちの情熱は育っていくもので、その成長は止まってはならないのです。しかしここで問題があります。クリスチャンの中には十分な情熱を持っていない人たちもいるのです。彼らの神様への関心は、時とともに冷め、独りよがりで受け身的なものになってしまいます。神様が「ホームラン」を打っているのに、何の歓声も上げず、スタジアムでただ静かに座っている観客みたいなものです。考えられません！

神様への情熱に欠く、というのは心が惑わされているからです。神様に対して、独りよがりになったり受け身になったりして、賛美すべきお方に賛美をささげていないのですから。そういった姿勢は、神様がつまらない方で、私たちの心と魂と思いのすべてを捧げるにふさわしい方ではないと暗に言っているのです。単なる義務感や責任感で神様に仕えるのは、一種の偽善的な邪悪が潜んでいます。

私たちの神様は情熱を傾けるにふさわしい方です。そして忘れてならないのは、その情熱は、神様にふさわしいレベルの情熱に少しでも近づくように、私たちの思いのすべてが注がれるべきです。

あなたは神様への情熱に欠けていると感じますか。霊的な歩みで問題にぶつかったら、十字架の贖いの元にもう一度立ち戻るのが一番良いのです。私たちは目を開くべきです。本当にしっかりと、じっくりと見るべきです。

殆どの結婚は情熱的に始まりますが、毎日の生活に追われ、その熱は冷めていきます。情熱を保つためには、配慮と努力が必要です。しかしながら、それを楽しくすることもできます。結婚した人は、二人だけでデートに出かけるのをおろそかにしてはいけないのです。では神様とのデートはどうでしょう？

神様との時間をもちましょう。神様と散歩に出かけてください。食事をともにしてください。神様とどこかに泊まりに行ってください。たくさんの何でもないような時間を神様と大切に過ごしてください。計画を立て、定期的にそうしてください。

今日の問いかけ：

十字架の元に立つ時、何が見えますか。真に見ることができますか？

一緒に祈りましょう。

「天のお父様、

私の中には、あなたが受けるにふさわしい情熱がありません。

私の中の情熱を増し加えてください。

私の中の情熱をあふれさせてください。

私の中の情熱の残り火に風を吹きかけ、熱く燃える聖なる炎へと変えてください。

一日の最初の思いが、あなた。

一日の最初の願いが、あなた。

一日の最初に私の口から出る言葉が、あなた。

一日の最初の笑顔があなたに。

最初の歌があなたに。

あなたがもっと必要です。

そうでなければ、私は滅んでしまいます。

私はあなたを追いかけることを決してやめません。アーメン」

この5つのディボーションはいかがでしたか？　その内容はゴスペルベンチャーBook ４から引用しました。さらに深く学びたいと思われるなら、次をクリックしてください。

あなたの存在を感謝します！