あなたにすごいものが与えられています!
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「イエス様についていく…今までにないほど」シリーズ
ベストセラー作家の三浦綾子さんの小説を読んだことがありますか。
三浦さんは著書の「塩狩峠」で神様の恵みを表す、素晴らしい作品を描いています。このストーリーの主人公である信夫は、実在の人物です。北海道旭川市の鉄道員の長野政雄さんで、彼はクリスチャンでした。
ある日、長野氏は列車事故に遭遇しました。ブレーキが利かない車両が、多くの乗客を乗せたまま坂を下り始めたのです。彼は、自分の身を線路に投げ出すことによって列車を止めるという、究極的な犠牲を払ったのでした。彼の自己犠牲は他の人々を死から救いました。
その車両の乗客は誰一人として、そのような好意や、救いに値したわけではありません。それは神聖な恵みの贈り物でした。乗客の全員はどのようにして自分たちが助けられたかを、後に知ることになりました。
同じように、すべての人は十字架において、これよりももっと素晴らしい恵みを与えられています。
確かに私たちは恵みのことについて知っています。しかし、私たちはその恵みをもっとよく知り感謝すべきではないでしょうか。恵みを理解することは信仰の歩みにおいての最初のステップの一つです。恵みは、私たちが自分自身をどう見るかという視点をもたらします。私たちの目は、まず神様とその栄光について、そして自分自身について開かれるのです。恵みを知るということは人生を大きく変えていくのです。
しかし、多くの人は問題を抱えています。つまり神様の恵みに気付かない、もしくはその素晴らしさを忘れてしまっているのです。神様の恵みの代わりに、自分の能力にばかり目が行って、自分の本当のアイデンティティーを忘れているのです。
ところが、恵みの真理を受け入れると、私たちは自分の最も深いレベルで自己のアイデンティティーに目覚めます。
恵みが私たちの出発点だということを聖書は思い出させてくれます。
「あなたがたは、恵みのゆえに、信仰によって救われたのです。それは、自分自身から出たことではなく、神からの賜物です。行いによるのではありません。だれも誇ることのないためです」。(エペソ人への手紙2:8~9)
信じられないほどすごい話です! 神様は私たちの負債と利子を完全に支払ってくれました。そして、さらに現金を投げ入れ、例えて言えば、私たちの口座をいっぱいにし、私たちのポケットをいっぱいにし、箱という箱、トランクやクローゼットにいたるまで、みつけられるものすべてに山のような金でぎゅうぎゅう詰めにしてくれます! そうして私たちは霊的な億万長者と変えられるのです。
そこで質問があります。あなたはこの恵みの現実の中で生きていますか。
この現実は弟子としてのアイデンティティーの土台でもあります。恵みという現実は、私たちの生活のあらゆる側面にインパクトを与えるはずだからです。
主の弟子というものは、実績をベースに生きるのではありません。私たちは恵みを土台に生きています。もちろん、それは私たちが主のために最善を尽くさないという意味ではありません。また罪を犯す言い訳を探しているわけでもありません。それは弟子のアイデンティティーではありません。この善なる、恵み深い神様を愛しているからこそ、卓越した生き方をしたいと願うこと、それが私たちの目指すところです。私たちは、神様が私たちのすべてを捧げるにふさわしい方だということを知っています。でもたとえ失敗したとしても、主が私たちを見る目は変わらないのです!
今日の問いかけ:あなたは神様に受け入れられようとしたり、喜んでもらおうとしていますか。滅びの道を歩んでいたあなたに、到底受け取る資格のなかったものを神様は与えてくれました。今や大切な子として受け入れられているその現実を味わっていますか。
一緒に祈りましょう。
「お父様、あなたは言葉に言い尽くせないほど素晴らしいお方です。極貧の状態であった私を受け入れてくださいました。霊的には一文無しだった私を大金持ちにしてくださいました。あなたに喜んでもらいたいと思うのですが、あなたはすでに喜んでおられます! 私に出来ることは、ただあなたを愛することです。感謝しています。アーメン」
あなたの存在を感謝します!