あなたを非難するものを忘れましょう。

何年か前、40日の間に一定期間、断食をしたことがあります。特別な事ではありませんでした。というのはお昼を抜きその時間を祈りの時間にあてたのです。霊的面でとても素晴らしい経験でした。更に健康面でも良い結果をもたらしました。15kg痩せたのです。断食後、スーパーに行き10kgのお米の入った大きな袋を担いだ時、驚きを隠せませんでした。それは「こんなに重いものを長い間、身にまとっていたのか！」という思いです。こんな重いものを担いで陸上競技で走ることになったらどうでしょうか？　たちまちレースで足がもつれ、そのレースで勝つことは当然出来ません。

聖書で重荷があるとレースでは早く走れない、と言っています。それではレースとは？　それは人生で神様のために走るレースのことです。

疑いの余地なく、最も重い重荷は良心の問題です。自らが抱えている罪の問題です。過去に取った行動によって、将来自分が望んでいる者になることへの障害になっていると思いますか？　罪から解放された生活へ進むための妨げになっていると思いますか？

聖書はこの問題について明らかにしています。二つの個所から引用します。

「こういうわけで、今は、キリストイエスにある者が罪に定められることは決してありません。」（ローマ8:1）

「兄弟たちよ。私は、自分はすでに捕らえたなどと考えていません。ただ、この一事に励んでいます。すなわち、うしろのものを忘れ、ひたむきに前のものに向かって進み、キリストイエスにおいて上に召してくださる神の栄冠を得るために、目標を目ざして一心に走っているのです。」（ピリピ3:13-14）

神様はあなたが過去に行ったことに対して非難することはありません。

神様に赦しを求め、神様の思いに同意する時に、ちょうど重いコメ袋が除かれたように、重荷は取り除かれるのです。それで後ろのものを忘れ、レースに戻るのです。自分の思いにまとわりつく過去に犯した罪や間違いを思い起こさないでください。神様ご自身がもうそれらのことを忘れてくださるのだから（１ヨハネ1：9、ミカ書 7:19 、へブル 8:12）

イエス様はあなたが熱心にレースを走る姿を見たいのです。イエス様は主の栄光のためにあなたを備えてくださっているのです。主はあなたが抱えている重荷を取り除いてくれます。主は純潔な清い良心を与えてくれます。あなたは全く解放され、神様のためにレースを走り続けることが出来るのです。

あなたの存在を感謝しています！